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  • moribayashi5

【移動運用】駅前QRVで、電波の面白い伝わり方を実感しました

毎年、この季節は千葉で用事があります。

今年は土曜日の夕方集合だったので、昼間、1エリアで話題の駅前QRVをやってみました。

1エリアで電波を出すのは、初めてです。


駅前QRVは、駅の近くでCQを出す運用。

駅前は周りにビルが建ち、無線交信の条件が悪く、あまり多くと交信できないと感じます。

東京駅八重洲口での駅前QRV

しかし首都圏では活発に行われているらしく、CQ誌でも毎月記事が紹介されています。

周りのビル群に電波が反射して、思わぬ局と交信できることがあるようです。


今回の千葉行き、ちょうどハンディ機のバッテリーを2ついただいたこともあり、

東京駅、そして海浜幕張駅で途中下車して、ダメもとでハンディ機でCQを出してみました。初の1エリア運用の開始です


東京駅は駅前QRVの定番

11時過ぎに東京駅に到着。丸の内方面に出てみると、駅コンサートが行われていて、とても人が多い。

ちょっとこれではやりにくいなあと、反対側の八重洲口に移動して、ベンチを発見。

いまいちのロケーションですが、まずは人に迷惑をかけない、目立たないことを優先で、CQをだしてみました。


「CQ CQ CQ 430 こちらはJS2AZO/1 東京駅 駅前QRVです。入感局ございましたらQSOお願いします。こちらはJS2AZO/1、受信します。」

ひたすら、これを繰り返します。


声がかかった!

何度かCQを出していると、来ました!

上野公園に移動している局からコールいただきました。強力な信号です。

今日は交信できないかもしれないと覚悟していたので、ほんとうに嬉しかったですね!


その局長さんからは、東京駅では駅前QRVを行う局が多いこと、

丸の内側がいいこと、スカイツリーに電波を当てると交信のチャンスが広がること、

など、いろいろノウハウを教えていただきました。ありがとうございました。


後で地図を調べてみると、上野公園は完全に建物に隠れていた方向にありました。

電波はビルなどに反射して届いたのでしょうが、それにしても不思議です。よく交信できたものだと思います。


このアドバイスを受けて、次は丸の内側に行ってみました。

駅コンサートは終わっていますが、人が多い。

目立たないようにリュックにハンディ機をセットして広場の隅っこでCQ。

しばらくすると、コールがありました!


相手局の所在地は、東京都北区です。千代田区からは、6kmくらいの距離でしょうか。

51のレポートをもらったので、私の電波の強度は非常に弱いようですが、こちらへは53で届いており、交信はスムーズにできました。


東京駅丸の内側からの駅前QSV

ビルに囲まれている状況で、どのように電波は反射して北区まで飛んで行っているのでしょうか、想像すると面白いものです。これが、駅前QRVの醍醐味だと、実感できました。


この時に私がCQを出した周波数は、433.280MHz。この局長さんからは、今日は移動局も多く、高い周波数でのCQなので交信機会が少ないかもしれませんとアドバイスをいただきました。その通りで、もう少し低いところで出したかったのですが、首都圏1エリアの状況がわからず、しばらく受信して未使用であることを確認するものの、こちらの受信能力が低くて受信できないだけで使っている可能性が高いと考えて、安全を見て上の方にしていました。

交信できたことは本当に感謝、よくこの周波数を聞いてくれました。まさしく、一期一会ですね!


さらにCQを出しました。場所を変えるといいかもしれないと思い、歩きまわりCQにトライ。迷惑をかけないように控えめな声でのCQです。


すると数分後に、今度は江東区の局から声がかかりました。

相手局のコールサインが聞こえてきた瞬間の、うれしさは、最高です。


送ったレポートは55、もらったレポートは57。

場所によって信号強度が結構変わるので、ベストポジションを探しながらですが、交信するには十分な状況です。


これも後で知ったのですが、江東区の方向は東京駅舎をはさんで反対側。見通せる位置ではありません。直接ではなく、背後にあるビルに反射して交信が成り立ったのでしょうか。うろうろしたから、交信できたのでしょうか。


電波はどのように反射して飛んで行ったのか?

そのようなことを考えることも、楽しいものです。


おっと、千葉まで移動しなければならないのでした。

東京駅での運用を終了し、京葉線普通海浜幕張行に乗りました。


続いて海浜幕張から駅前QRV

目的地はまだ先。時間もあるので、海浜幕張で途中下車して、再度駅前QRVにトライ。ここでも声がかかるのか?が楽しみです。

海浜幕張駅は、展示会が良く行われる幕張メッセや、千葉ロッテマリーンズの球場、ZOZOマリーンスタジアム、AEONの本社などがある駅で、ビルが建ち並んでいます。


ここで電波を出せば、どんな飛び方をすのか?と、興味がありました。

500mほど駅から離れているので駅前QRVと言っていいのかわからなかったのですが、落ち着いて声を出せそうな歩道橋の上の緑地帯からCQを出してみると、市川市の移動局、花見川区の固定局、近くの花見川を犬を連れて散歩中の移動局と、3局交信できました。


これからは出張にハンディ機を持っていこう

駅前QRVは、高いところへの移動より、交信できる可能性が低くなります。

その分、声がかかると感動が大きく、気持ちの入った交信ができました。

HFの公園移動でパイルアップを浴びるのとは一味違う、盛り上がりです。


これが、駅前QRVが人気の理由なのではないかと感じました。

今までとは違う楽しみ方を体感することができて、とも有意義な移動運用でしたね。 これから出張の時は、ハンディ機を持参して、可能ならCQを出してみようと思います。


友人との飲み語り時間も最高。よい休日を過ごしました。


気付き

ハンディ機をきちっと固定する方法を事前に検討しておく必要があります。今回リュック側面のペットボトルを入れるポケットに入れたり、中に入れてアンテナだけを出したりいろいろしましたが、まだベストの方法は見つけられていません。


今回は有線のおにぎりマイクでQRVしましたが、やはりイアフォンが欲しいですねー。また、Bluetoothで無線になると使いやすいです、きっと。ID-51にはBluetoothがないのでまあどうにもならないのですが、イアフォンマイクは使えるので検討しようと思います。


移動データ

・日時:2023年12月2日

・移動地1:東京駅(東京都千代田区:JCC100101)

・移動地2:海浜幕張駅(千葉市美浜区:JCC120106)

・運用周波数:430MHz

・運用モード:FM

・設備:ID-51 Whip





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