【ツール】 無線必需品!パソコンとソフトのメンテナンスで、FT8をさらに楽しむ
少し前に台風が来る予報が出た時に、リモート局のアンテナを下ろし、パソコンとリグを回収してメンテナンスをしています。
リモート局で使用しているパソコンは、Lenovo ThinkCentre M72e。
4~5年ほど前にに中古で買って以来、ほぼ24時間連続稼働しているので、壊れないか結構不安です。
太陽活動サイクル25のピークなので早く復活させたいのですが、一度運用を開始してしまうとなかなかメンテナンスする気にならないので、これを機に少し落ち着いて取り組んでいます。
メンテナンス項目
・パソコンのメインメモリーを4GBから16GBに増強
・パソコンのOSをWindows10からWindows11にアップグレード
・FT8関連ソフトを最新にバージョンアップ
・リモートのリグをIC7300からFT991に変更
パソコンのメインメモリーを4GBから16GBに増強
ソフトを立ち上げるたびにハードディスクアクセスが激しく、処理速度に不満がありました。もともとメインメモリーを4GBしか搭載していなかったので、メモリー不足なのでしょう。
調べてみるとDDR3Lの8GBメモリー2枚組が2,680円で販売されています。
M72eが対応している最大容量16GBまで増やすことにしました。
注文の翌日にメモリーが届き、早速インストール。
YouTubeの動画を参考に、ハードディスクを取り外し、下にあるスロットにメモリーをセットしました。
電源を入れると、全く問題なく動作してくれて、一安心。
早速FT8の関連ソフトを立ち上げてテストしてみると、ハードディスクはそのままなので、ソフトの立ち上げ時などはまだ時間がかかる感じですが、一度ソフトが立ち上がると、処理やソフトの切り替えなど、明らかにスムーズに動くようになりました。
ハードディスクへのアクセスも大幅に減り、安心感も違います。
コストパフォーマンスは、抜群、もっと早くやるべきでした。
あとはハードディスクをSSDにアップグレードすると、完璧です。これは次のメンテナンスの楽しみにしたいと思います。
しかし、昔、DOSVパソコンに増設する4MB(メガバイトです!)のメインメモリーが2万円ほどしたことを考えると、とんでもない進化ですね。
パソコンのOSをWindows10からWindows11にアップグレード
現在LenovoのOS、Windows10は、2025年10月14日に終了するので、自己責任でアップグレードしました。古いパソコンですが、もう少し使い続けられそうです。
FT8関連ソフトを最新にバージョンアップ
いつもリモートから各種ソフトをバージョンアップしていますが、最近さぼっていました。やはり手元にパソコンを置きながらの作業の方が安心なので、この機会にまとめて実施です。
WSJT-X
話題になっているのが、SuperFoxモードです。
WSJT-X 2.7.0-rc6(正式リリースではなく、プレビュー版)で実装され、K8RとN5Jで初めて運用されたモードで、今後、ペディションでどんどん使われていくとのこと。
SuperFoxモードの局と交信するには、SuperFoxモード搭載のバージョンが必要なので、この機会に入れてみました。
普通のモードによる交信では、違いはわかりませんでした笑。普通に使えます。
DXペディションで威力を発揮するそうなので、楽しみです。
Turbo HAMLOG
CQ誌の別冊でFT8最新情報が紹介されており、Turbo HAMLOGの機能にWSJT-XやJTDXからログを直接取り込む機能があることを知りました(Turbo HAMLOGのJT-Get’s機能)。
今、JT-Linkerというソフトを間に介してWSJT-XもしくはJTDXからTurbo HAMLOGにLOGを自動転送していますが、もしこれがうまく機能するなら、一つソフトを減らすことができ、シンプルになります。
バージョンアップして調べてみましたが、JT-Linkerを経由した場合、Remarks欄に設定した内容を各ログに転送できるので、最終的にはJT-Get’sは使わない方向です。
JTDX と JTAlert
最近は、デコード率が高いというJTDXを使うことにしています。
JTDXは最新バージョンをすでに入れていたのでそのままとし、JTAlertを最新版にしました。
メインメモリーが4GBの時は、JTAlertに表示されるのに時間がかかっていてストレスを感じていましたが、16GBに増設後は、ほぼ遅れることなく表示されます。
これには驚き、感激です。
リモートのリグをIC7300からFT991Mに変更
パソコンのメンテナンスは終了したので、以前の通りIC7300とパソコンをリモート局に再設置するだけです。
しかしIC7300のバンドスコープ、100W出力、AH4の連携など自宅局での電信運用を強化したくなり、自宅にIC7300、リモート局にはFT991Mを設置することに決めました。
現在はリモート局が固定局、自宅は移動する局の常置場所としていますが、自宅を固定局、リモート局を移動する局の常置場所に住所変更します。
自宅でIC7300を運用できるのは少し先になりますが、それまではFT991Mで自宅からFT8と電信で楽しみたいと思います。
DE JS2AZO
HPE CU AGN SN.
GL 73 & 88.